ラインアンプ兼ヘッドフォンアンプ

基板のままだとやはり外来ノイズを拾いまくるのでケースに入れました。
昔使っていたラインアンプの残骸を再利用しています。
入力が何系統もlあったり、VUメーターがついていたりしますが一切機能しません。
フロントにヘッドフォンジャックを取り付け、1入力2出力のラインアンプ兼ヘッドフォンアンプです。

ケースに入れることでノイズレベルは格段に下がりました。
裸のときのノイズはよくある「ジー音」が主で、それが一切聞こえなくなりましたが今度はハム音が微かに聞こえるように。。
スピーカーから聞く分には全く聞こえませんが、高能率のヘッドフォンでは耳を澄ませば聞こえてきます。
ハムの主成分は60Hzっぽく、澄んだ音です。
トランスの向きを変えたり、入力ショートしたりしても全く変化が無いので犯人はヒーターハムでしょう。直流点火するしかありませんがそれほど気になる訳でもないので今回は放置です。
昨日からアンプを変えたりSPを変えたり、ヘッドフォンを変えたりと色々試聴しましたが、やはり直結が最善では無いことを再認識しました。
このラインアンプを通すと低域が朗朗と鳴り、音の透明感が増したように感じます。
アイドリング電流を10mAから15mAに増やしたことが影響しているのか、エイジングの影響なのかは判りませんがアタックの強い音に対する反応も、高域の切れ込みも良くなり、このアンプ大成功です。
f特で見る限り真っ平なのに音が激変するのには改めて驚かされます。
基板はあと18枚あるので次はNF型フォノEQでも作ってみようと思います。

ヘッドフォンアンプの測定

負荷インピーダンスを変えつつ測って見た。
DCサーボをかける関係でフィードバックループにコンデンサが入っている為、低域は普通に減衰してゆきます。
1.5dB落ちは約3Hzなので十分でしょう。
高域端は意図的に早めに落としています。
16Ω負荷(赤線)ではちょっと厳しい結果ですがオルトフォンの手持ちのヘッドフォンが16Ωなので実際のヘッドフォンを負荷して測定してみるとほぼ600Ω負荷と変わらない結果です。
実デバイスの場合高域ではインピーダンスが高くなっている為でしょう。

音質ですが完対アンプらしいキレッキレの高域を期待したのですが、ややマイルド。
低域の押出し感は良い感じです。
ボーカルには独特の響きのようなものが付きまとう感じがありますが悪くはありません。
そのままラインアンプとして使用しても良いかも知れません。

エイジングでどう変わっていくかというところでしょうか。

OPT300B#5

とうとう試作5号
信号源Zp=1000Ω時、-1.5dB範囲は5.5Hz~34KHzとここだけ見ればまぁまぁ、
なんだけども、どうしても高域端のうねりがうまくコントロールできない。

バラックで6L6GCを用い、一次に70mA流したときのレスポンス。
300Bの場合も似たようなもんでしょう。
85KHz付近のディップが。。。