デジタルRIAAイコライザのOPアンプゲインをちゃんと計算してみた。 « oyaji_number5のブログ (wordpress.com)
で、rev03c基板に換装したフォノイコですが、ヘッドアンプのゲイン切り替え機能の他、ファームウェアのアップグレードでRIAA以外のイコライザカーブに切り替える事が出来るようなっています。
対応しているイコライザカーブは次の8種類
Curve | Low limit | Turnover | Roll off |
1:RIAA | 3.18ms (50Hz) | 318μs (500Hz) | 75μs (2120Hz) |
2:NAB | 2.242ms (71Hz) | 318μs (500Hz) | 100μs (1590Hz) |
3:Columbia | 1.592ms (100Hz) | 318μs (500Hz) | 100μs (1590Hz) |
4:LONDON | 1.592ms (100Hz) | 318μs (500Hz) | 50μs (3180Hz) |
5:AES | 5.305ms (30Hz) | 398μs (400Hz) | 63.6μs (2500Hz) |
6:OldRCA | 3.18ms (50Hz) | 318μs (500Hz) | 63.6μs (2500Hz) |
7:TELDEC | 3.18ms (50Hz) | 318μs (500Hz) | 50μs (3180Hz) |
8:FLAT | ― | ― | ― |
これらのカーブは、3ビットのBCDコードとセットストローブをFPGAに与える事で実現しますが、このセットストローブが必要なので単にスイッチで切り替えるだけでは済まず、切り替えた後にストローブを発行する何らかのカラクリが必要なのです。
rev03c基板入手後長らく放置プレイになった最大の理由がこのストローブパルスをどうしたろうかというところ、
PICやAVRなどを搭載するのが一番手っ取り早い方法ですがどうせMCU載せるならLCD表示に対応させるなど造作もない事ですし、でもパネルにでかい穴を開けてそこに表示器を取り付けるのってシロウト仕事だとカッコ悪くなるだけなんですよね。
んで、どうすんべって感じで放置になっておりましたが、切り替えにはサムロータリースイッチを使用するという事でスイッチ自体は早くから購入してあったのでとりあえず形にしてしまえという事で改造に着手しました。
まずはパネルに穴明け。
パネル右端に角穴を開け、スイッチを取り付けます。
もっと上手に開けられる人もいるでしょうが私の手加工ではこの程度が限界で、こんな風なので裏面取り付けの部品はとてもカッコ悪くなります。なので表面取り付けの部品であら隠しする必要がある訳(;^_^A
こんな感じ。
取って付けた感がハンパ無いなぁ。。
中身。
AVR tiny2313を使用し、サムロータリースイッチの1~8を示す4ビットのBCDコードをFPGAに入力する3ビットコードに変換し、設定が変更されたら、セットストローブをFPGAに発行します。
ここ、スイッチと直結出来るようになってたらなぁ。。と思うんですが、このストローブパルスってのが信号名としては外部リセットという名前になっていることから推察するにリセットスタートで選択カーブに応じた初期化処理を実行してるので再設定はリセットが必要なのでしょうか??よく判りません。
ただ、試聴中にスイッチをかちゃかちゃ切り替えても音が途切れる様なことはありません。